「猫ってツンデレで、あまり懐かないって聞くけど……」
私も昔はそう思っていました。
無表情で、気まぐれで、呼んでも来ない。そんな“クールな存在”というイメージ。
でも、実際に愛猫モカちゃんと暮らし始めて、そのイメージはどんどん崩れていったんです。
表情豊かで、甘えん坊で、たまにちょっとドジで……。
気づけば私は、猫という生き物にすっかり魅了されていました。
今回は、「猫ってこうだと思ってたけど、実際はちょっと違った!」という私の気づきを、モカちゃんとの日々を通してお話ししてみたいと思います。
猫は無表情だと思っていたら、実は表情豊かな生き物だった!
猫は無表情というか、いつでもクールなイメージを持っていました。
でも、モカちゃんと暮らしていて、のんびりしている時や撫でられている時は、ゆっくり目を細めていて、なんだか笑っているように見えました。

撫でられて気持ちが良いと、目を閉じるのですが、完全に笑顔です。

また、大きな音や得体の知らない物などにビックリすると目を真ん丸に見開き、モカちゃんの全身の毛が逆立ちました。
しっぽもボワッとふくらんで、まるでタヌキみたいです(笑)
ごはんの時間には私をじっと見つめてくるのですが、その時の目は大きめで瞳孔も大きく開いていて、こころなしかキラキラしていて、いつにもまして可愛いのです。
甘えるような顔に見えました。

機嫌が悪い時は、目は切れるように細めで瞳孔も細め、耳が後ろに向いて、なんだか冷めたような目つきに見えました。
このように、猫は全身で感情を伝えることが出来るし、とっても表情豊かな生き物なんだということがわかりました。
モカちゃんと一緒に過ごすうちに、目を見るだけで何を考えているのかがわかるようになりました。
猫はツンデレってよく言うけど、思ってたのとちょっと違ったかも?
猫はツンデレだとよく言われますが・・・それは本当です。
ですが、私たちの思うツンデレとは、ちょっと違ったかもしれません。
呼んでも来ない?
猫ちゃんの性格やその時の気分にもよりますが、名前を呼んでも来ないことが多いです。
でも、よ~く見ると、耳がピクンと動いたり、瞬きをしたり、しっぽをパタンと振ったりしていることが多いです。
これは、猫なりの返事なのです。
わざわざ飼い主のところへ行く必要はないし、返事をするのも面倒くさいけど、一応「はいはい、聞こえてますよ~」と返事をしてくれているのです。
中には「ニャー」と声で返事をしてくれる猫ちゃんもいますが、それはその子の特技なのかも?と私は思います。
モカちゃんは基本的には瞬きかしっぽで返事をしてくれます。
鳴いて返事をするのは極めて稀でした。
呼んで、傍に来てくれることもありますが、たまたまモカちゃんも構ってほしい時だったような雰囲気です。
猫を呼んでも来ないのは、
- 来てほしいことが伝わっていない
- 行く必要がないと思っている
- 今は行きたくない(寝たいor忙しい)
ことが理由だと私は思っています。
猫にも都合があるのです。
遠くから見つめてくるけれど近づくと逃げる?
野良猫でたまに、ちょっと遠くからこちらをじっと見つめてくる子はいませんか?
でもこちらが近づくと逃げてしまいますよね。
野良だけでなく、飼い猫にもよくあることで、モカちゃんも例外ではありません。
モカちゃんもよく、少し離れたところや物陰からじっと見つめてくることがあります。
ところが「構ってほしいのかな?」と思い近づくと離れていくのです。(´;ω;`)
猫はツンデレと言われるゆえんはこういうところにありますが、これは猫特有の価値観で、好きな人を見るだけで満足していて、構ってもらうことや撫でてもらうことまでは求めていないのだといわれています。
こんな時は、近づくのではなく、優しく名前を呼んであげたり「なぁに?」と声をかけてあげると、猫ちゃんに愛情を伝えることができます。
もしかしたら、近寄ってきてくれることもあるかも・・・?
撫でるとゴロゴロ言って喜んでいたのに突然怒り出す?
猫はツンデレと言われる最大の理由がこれです。
モカちゃんが私の膝に乗ってきて、私がモカちゃんの頭や背中を優しく撫でると、目を閉じて喜び、ゴロンと体を丸めて寝転び、喉をゴロゴロ鳴らしながら私の膝をふみふみします。
完全にリラックスしています。
なのに、しかし、ところが、ずっと撫で続けたり、撫でる場所を間違えたりすると、気分は一転、
猫キック、カミカミ、そして逃げてしまいます(T□T)
一定時間経つだけでも、勝手に降りていきます。
モカちゃんと暮らしてわかりましたが、ツンデレなのではなくて、「満足したからもういいよ」というサインなのです。
猫は言葉を話せませんから、猫キックや猫パンチなどで意志表示をしているのです・・・
うん、わかりやすいですね(笑)
なので、表情が変わったり、手や足が出るようになったら、撫でるのを辞めて猫ちゃんを解放してあげましょう。
いつまでも撫で続けていると、機嫌を損ねてしまうかもしれません。
猫は懐かない?いいえ、ゴロスリちゃんです!
昔から「猫は懐かない」「猫は家につく(環境に慣れて人には懐かない)」などと言われてきましたが、実際はどうなのでしょうか?
猫の生まれ育った環境や経験、性格によっては人に対して警戒心を抱いている子は確かに多いですが、私は、猫は本来人が大好きでゴロゴロスリスリしたい甘えんぼちゃんだと思っています。
先に述べた警戒心を持つ子は人や環境に心を許すのに時間がかかりますが、じっくり根気強く向き合い続けていくうちに、猫も次第に心を開いてくれるのです。
モカちゃんは、元飼い猫の保護猫として保護団体から譲り受けましたが、とても大切に育てられてきたのが伺えるくらいに人が大好きで、家に来た時から心はオープンでした。
そこから更に、ずっと一緒に暮らしていくうちに、モカちゃんとの絆が深まり、お互い「普通に好き」から「大好き♡」に変わっていきました。


顔つきも家に来た時から激変し、普通の目つきが、とろんとした目つきになりました。
人に懐いた猫の顔って、とにかく可愛いんですよ!
猫はモフモフっていうけど実際はモチモチだった!
よく「猫をモフる」といいますよね。
私が初めて猫をモフった時、思っていたのと少し違ってビックリしました。
「モフモフ」というより、「モチモチ」していると感じたのです。
特にほっぺたがモチモチしていて、気持ちがよかったです。
みなさんは「モフモフ」、「モチモチ」、どう感じますか?
猫は夜行性なはずだけど飼い猫はこうだった!
猫は日中は眠って体力を温存し、夕方から夜に活動をする生き物です。
繁殖期は、夜になると外からよく野良猫の鳴き声が聞こえてきます。
飼い猫も、真夜中に大運動会を繰り広げる子が多いです。
しかし、近年、飼い猫の中には、夜に眠る子が増えてきているそうです!
(ただし、昼間も寝る)
モカちゃんもそうです。

専門家によると、人間の行動に合わせているのだとか。
夜は飼い主が寝てしまい構ってくれないので、猫も眠り、飼い主が起きている時間帯に猫も起きて甘えたい。という気持ちの表れでしょうか?
可愛いですね。

他にもたくさんの気付きが!
他にも、優しい、しっかり者、体型がウサギっぽい、鼻と口が繋がっている、舌のザラザラが結構痛い!頭や鼻、耳周りを撫でられるのが好き、お腹を触られたり撫でられたりするのはニガテ、お日様の匂いがする、など、モカちゃんに出逢って、猫ってこんなに魅力的で愛おしい生き物なんだと教わりました。
一緒に暮らしてみてわかったのは、
猫ってツンデレどころか、とっても素直で、やさしくて、愛情深い生き物だということ。
モカちゃんは、表情も行動も豊かで、ちゃんと気持ちを伝えてくれます。
もちろん猫にもその子なりのペースや気分はありますが、
「わかってくれる人」には、心をどんどん開いてくれるんです。
優しい、しっかり者、ちょっとドジで、でも賢い──
猫って、想像以上に魅力的で愛おしい存在でした。
ツンデレかもしれないけれど、モカちゃんは、
おひさまと人が大好きな、世界一かわいい甘えん坊さんです!

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